(2)埼玉県・さきたま古墳群公園
8.中の山古墳(なかのやまこふん)
中の山古墳(なかのやまこふん)は、埼玉県行田市の埼玉古墳群中にある前方後円墳で、墳丘長79m 後円部径42m・高さ5.1m 前方部幅44m・高さ5.4m 。二重の周濠を持っているそうですが見あたりませんでした。調査範囲が狭かったため、現在のところ周濠の形状は確定できないそうです。渡柳地区にある三基の古墳の中央に位置するのでこの名があり、かつて石棺の様なものが発見されたと伝えられることから別名、唐櫃山(かろうとやま?からびつやま)古墳と地元では呼ばれて居るそうです。1987年と1990年に発掘調査がされ。堀跡から通常の円筒埴輪ではなく、須恵器の窯で焼かれた灰色の壷(須恵質埴輪壷)が出土して。エックス線解析した結果、約30キロ離れた寄居町の末野遺跡第3号窯で焼いたものであることが判明。6世紀末から7世紀初めの築造。埼玉古墳群に所属する前方後円墳の中では、最後に築造されたと考えられているそうです。
8.中の山古墳(なかのやまこふん)
おしまい