岐阜県揖斐郡池田町願成寺西墳之越古墳群(がんしょうじにしづかのこしこふんぐん) 

県下一の古墳群です。規模と数に圧倒されます。池田町は良くここまで保存を続けられたと敬服すると同時に、先人から住民の方々も、大事に保存継承されたことに感銘を受けました。以下、詳細は池田町のホームページをご覧下さい。

池田町役場池田町の文化財願成寺古墳群
http://www.town.ikeda.gifu.jp/kankou/bunkazai/kofun/page01.html より下記一部転載。
願成寺西墳之越古墳群は、池田山(標高924m)の山ろく、大津谷南のみはらしのいい場所にあります。9ヘクタールほどの中に、現在111基もの古墳が見つかっています。
 せまい範囲にたくさんの古墳が集まっているものを群集墳(ぐんしゅうふん)とよびますが、この古墳群は岐阜県でも最大級の群集墳で、昭和44年に岐阜県の史跡に指定されました。
なぜ、これほどたくさんの古墳が一箇所に集中して営まれたのでしょうか。
 古墳群のほとんどの古墳が、6世紀末〜7世紀初頭以後のもので、同じ頃の池田町一帯に、他の地域とは違う大きなきっかけがあったことを思わせます。たくさんの古墳は、とても一つの村や集団だけではつくれないと思われますから、そのきっかけをもとに、多くの集団が、同じ場所で古墳づくりを行うことになったのだろうと考えられています。
古墳群は、当時の地域社会を知る、重要な手がかりです。この重要な手がかりを秘めた遺跡を、後世に保存して伝えていくことが、現代に生きる私たちの使命といえるでしょう。
 現在(げんざい)のところ、願成寺西墳之越古墳群では5世紀後半頃の36号墳が最古のものです。
 直径21mの円墳で、竪穴式石槨(せきかく)3基と木棺墓(もっかんぼ)(穴の中に棺を収めただけのもの)が発見されました。竪穴式石槨1基を調査したところ、須恵器(すえき)や土師器(はじき)とともに鉄剣や鉄鏃(てつぞく)が出土しました。




池田山(標高924m)

願成寺西墳之越古墳群より岐阜市金華山を望む。

岐阜市金華山

金華山より北西部の山県市方面。

山県市高富方面の山々。方県(かたがた)方面。



















































































願成寺西墳之越古墳群より、北方の揖斐方面。





願成寺西墳之越古墳群より、南方、金生山方面。

岐阜県揖斐郡池田町
願成寺西墳之越古墳群
(がんしょうじにしづかのこしこふんぐん)

          おしまい