岐阜県各務原市関連史跡
3.炉畑遺跡(ろばたいせき)-縄文中期
炉畑遺跡(ろばたいせき)は、岐阜県各務原市にある各務原台地のほぼ中央に位置する縄文時代中期~晩期の集落遺跡である。2006年に現在の炉畑遺跡公園として整備され、縄文時代の風景や生活スタイルを体感し遊びながら縄文時代を学べる。岐阜県指定史跡に指定されており、また出土品が岐阜県指定重要文化財に指定されている。
各務原台地(かかみがはらだいち)
かつての木曽川の河岸段丘の低位面であり、高さは現在の河川敷より5~10m高い。文献により異なるが、北は各務山、南は伊木山、三井山、東は鵜沼羽場町、西は那加新加納町へと広がり、東西約10km、南北約5km、面積約1900haである。標高は60m~20mであり、東が高く西が低い。 表層は黒ボク土という、火山灰土。その下には軽石を含む砂礫層になっている(各務原層という)。この中には、御嶽山から木曽川を流れ下った火山泥流も含まれている。新しい崖では、地層の様子が観察できる。黒ボク土は一見黒土であり、農業に適しているように見えるが、黒ボク土は強い酸性土壌(pH6)の為、かつては耕作には全く適さなかった。
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3.炉畑遺跡(ろばたいせき)-縄文中期
おしまい