金生山神社(きんぶやまじんじゃ)
と明星輪寺(みょうじょうりんじ)
金生山神社・岐阜県大垣市赤坂町4526
標高217.1mの小さな山であるが、数多くの化石が発掘されることで知られている。地質学的価値も高いという。その一方で山全体が石灰岩ということもあり、石灰岩、大理石の採掘が盛んに行われており、景観は損なわれつつある。良質な石灰岩、大理石があることから、江戸時代より採掘が行われている。19世紀の終わりにドイツの古生物学者ギュムベルが金生山の化石を紹介したことから、化石の山として世界的に知られるようになったという。
明星輪寺(みょうじょうりんじ)岐阜県大垣市赤坂町4610
明星輪寺(みょうじょうりんじ)は、岐阜県大垣市赤坂町4610にある真言宗の寺院である。山号は金生山(きんしょうざん)。通称「赤坂虚空蔵」、「虚空蔵さん」、「こくぞうさん」。日本三大虚空蔵の一つという。(京都法輪寺、伊勢朝熊山金剛證寺、他の説もある)本尊は虚空蔵菩薩。洞窟(岩屋)の中にある彫刻。言い伝えによれば、役小角が彫刻したものという。西美濃三十三霊場第三十一札場。寺伝によれば、686年(朱鳥元年)、持統天皇の勅命により、役小角が開山。2年後に建立したという。一時廃れるが、平安時代の801年(延暦20年)、空海が再興し、真言宗に改宗。桓武天皇により保護を受けたという。1148年(久安4年)の落雷により焼失。再建されるが、小規模となってしまう。1609年(慶長14年)、美濃国高須藩藩主徳永寿昌の援助で再建される。1657年(明暦3年)、大垣藩藩主戸田氏信により、大垣藩藩主戸田氏の祈祷所に指定され賑わう。1863年(文久3年)、戸田氏彬の援助で現在の本堂が再建される。1869年(明治2年)、神仏分離令により蔵王権現宮が金生山神社として分離独立する。
金生山神社(きんぶやまじんじゃ)
と明星輪寺(みょうじょうりんじ)
おしまい