岐阜県不破郡宮代会下
8.宮代・冑山古墳(不破高校グランド横に残骸)
 冑山古墳は7世紀前半の直径35mの円墳でしたが、昭和39年、不破高校のグランド建設のため、そそれまで田圃にあった古墳が破却されました。下記の写真は垂井のタルイピアセンター歴史民俗資料館主催が平成14年に開催した第25回企画展『垂井の古墳』の時に作られた目録にあった貴重な、却前の写真です。南側に開口する両袖式霧横穴石室で、南大塚古墳(これもかなり損壊が進んでいます)に似た構造をしていたそうです。副葬品には土師器の壺、須恵器の高杯、馬具、刀皇子、鍔、金管、メノウ製丸玉、ガラス小玉などが名古屋大学により発掘されたと言います。それにしても古墳の石室かこんなにバラバラに放置されている現場を見たときはショックを受けました。古墳を大事に保存しておられる垂井町にしては不思議な取り扱いです。










グランド横の古墳石室の石。どの石も1m〜1.5m程あります。















8.宮代・冑山古墳(不破高校残骸)
                   おしまい