17.愛知県(2)
 5.豊橋市地区
3.馬越長火塚古墳(まごし なが ひづか こふん)
  馬越長火塚古墳は横穴式石室の前方後円墳。前方部は西向き。東から西に伸びる丘陵台地を切り取って造ったためか、東側の後円部は不釣り合いな高さ(5.5m)。土地の人は古墳のことを火塚(ひづか)と呼び,石室が長くて大きいこの古墳を長火塚(ながひづか)と呼んだ・・・と言うそうです。確かに絵図にもありますが、石室が長く、立石で3ヶ所の石室に区切られて居るようです。侵入禁止にて石室の細部は分かりませんでした。
 古墳の長さは65mと書かれて居ました。前方部が切り取られているため、一見円墳に見えます。前方部は
26m,高さ2m,後円部は直径32m,高さ5.5m,南側に横穴式石室の入り口がありました。立石で3区に区切られて見えますが、説明では石室は前後2室からなり,全長は17m,奥壁の幅1.7m,高さ3m,で愛知県下では最大の石室を誇る古墳だそうです。6世紀後半の築造地方の国を支配した国造(くにのみやつこ)の豪族の墓だと考えられています。太平洋戦争中には石室が陸軍の倉庫として利用されたそうです。その際に金銅製の飾り1つと須恵器(すえき)2個が発見されたそうです。


























































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3.馬越長火塚古墳
(まごしながひづかこふん)
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