(1)大土建設健診の歴史

S 53 S 54 S 55 S 56 S 57 S 58 S 59 S 60 S 61 S 62 S 63 H 1 H 2
S53-58年までは、体重・身長・打聴診・検尿のみでした。 安全衛生
大会開始(講演)
安全衛生大会(講演) 安全衛生大会(講演) 安全衛生大会(講演) 安全衛生大会(講演) 安全衛生大会(講演) 安全衛生
大会(講演)
平均体重   年次推移経年グラフ
  (S53年〜H15年迄)
癌の予防・ビデオ視聴 血圧の話・食事 成人病の予防 心臓病の予防 SDSエコグラム及び過去8年間の集計結果報告とメンタルヘルスケァー
成人病・糖尿病 癌の予防・食生活
受診者平均年齢
受診者数
H 3 H 4 H 5 H 6 H 7  H 8  H 9 H 10 H 11 H 12 H 13 H 14 H 15
安全衛生大会(講演) 安全衛生大会(講演) 安全衛生大会(講演) 安全衛生大会(講演) 安全衛生大会(講演) 安全衛生大会(講演) 安全衛生大会(講演) 安全衛生大会(講演) 安全衛生大会(講演) 安全衛生大会(講演) 安全衛生大会(講演) 安全衛生大会(講演) 安全衛生大会(講演)
体力測定/色々 成分輸血と献血の意義 アルコール性肝疾患 腰痛・神経痛の対応 救命救急の実技実習 ストレス社会といじめと個別指導 健診結果・高脂血症と個別指導 腰痛・神経痛の話と個別指導 癌の予防と食生活と個別指導(社内安全委員会6名) 生活習慣・成人病予防+シャトルラン・テスト
と個別指導+(社内安全委員会5名)
過去二十三年の健診総括と個別指導+(社内安全委員会8名) 成人病全般の話と平成14年度健診結果報告と個別指導+(社内安全委員会8名) 「タバコの害について」「熱中症の対処法」+個別指導+14名
VTD作業安全対策(社内安全委員会5名)


(2)本社+高山・萩原の就労者の体重・平均年齢・受診者数

年 度 体重推移 平均年齢 本社受信者数 本社
個別指導
高山・萩原受信者数 高山・萩原
個別指導
受診者
合計
個別指導合計
S53 61 31.5 23 個別指導なし 健診記録なし 個別指導なし 23 個別指導なし
S54 62.7 31.5 29 個別指導なし 健診記録なし 29
S55 63.3 32.3 29 個別指導なし 健診記録なし 29
S56 63.6 39.2 41 個別指導なし 健診記録なし 41
S57 62.9 39.1 41 個別指導なし 健診記録なし 41
S58 65.1 38.8 47 個別健康相談
--11(胃潰瘍)
健診記録なし 47 11名
S59 64.9 40.5 48 個別健康相談
--6名
健診記録なし 48 6名
S60 64.4 41 48 個別健康相談
--6名
健診記録なし 48 6名
S61 64.8 41.8 44 個別健康相談
--5名
健診記録なし 44 5名
S62 63.7 39 43 個別健康相談
--4名
健診記録なし 43 4名
S63 60.2 40 47 個別健康相談
--3名
健診記録なし 47 3名
H1 65.3 42 40 個別健康相談
--1名
健診記録なし 40 1名
H2 65.4 43 36 個別健康相談
--6名
健診記録なし 36 6名
H3 62.3 47.4 41 個別健康相談
--8名
健診記録なし 41 8名
H4 64.4 46.9 37 個別健康相談
--1名
参加・22名
健康講演

成分輸血と献血の意義
個別健康相談
--2名
51
3名
H5 63.7 45.8 39 個別健康相談
--2名
参加・26名
健康講演

アルコール性肝疾患
個別健康相談
--3名
65 5名
H6 63.8 45.9 40 個別健康相談
--9名
参加・22名
健康講演
腰痛・神経痛の対応

個別健康相談
--4名
66 12名
H7 63.7 45.9 41 個別健康相談
--10名
参加・18名
健康講演
救命救急の実技実習
個別健康相談
--3名
59 13名
H8 63.5 46 39 健康診断による
C-D-Eランク者
個別指導--12名
参加・21名
健康講演
ストレス社会といじめ
個別健康相談
--5名
60 17名
H9 63.5 45.8 43 健康診断による
C-D-Eランク者
個別指導--10名
参加・24名
健康講演
健診結果・高脂血症
個別健康相談
--4名
67 14名
H10 65 43 47 健康診断による
C-D-Eランク者
11名
参加・23名
健康講演
腰痛・神経痛の話
健康診断による
C-D-Eランク者
個別指導--6名
70 17名
H11 64 42 46 健康診断による
C-D-Eランク者
個別指導--9名
参加・22名
健康講演
癌の予防と食生活
C-D-Eランク者
個別指--11名
68 20名
H12 63 43 45 健康診断による
C-D-Eランク者
個別指導--12名
参加・22名
健康講演
生活習慣・成人病予防+
シャトルラン・テスト

C-D-Eランク者
個別指--11名
67 23名
H13 64 41 38 健康診断による
C-D-Eランク者
個別指導--9名
参加・24名
健康講演
過去二十三年の健診総括
C-D-Eランク者
個別指--12名
62 21名
H14 66.8
43.8
43
健康診断による
C-D-Eランク者
個別指導--11名
参加・22名
健康講演
成人病全般の話と平成
14年度健診結果報告

受診者数
高山・18
萩原・17

C-D-Eランク者
個別指導--9名
78 20名
H15 67.8
s
45.6
44

健康診断による
C-D-Eランク者
個別指導--14名
参加・24名
健康講演
「タバコの害について」と
「熱中症の対処法」

受診者数
高山・20
萩原・15
健康診断による
C-D-Eランク者
個別指導--8名
79
22名
H16 67.6
s
46.3
44

康診断による
C-D-Eランク者
個別指導--14名
H16年労働衛生講演
VDT作業の規定

VDT作業に従事する作業者及び当該作業者を直接管理する者に対して労働衛生教育と検診を実施することをすすめました。

受診者数
高山・20
萩原・15
健康診断による
C-D-Eランク者
個別指導--8名
79
22名
H17 67.6
s
47.3
40
康診断による
C-D-Eランク者
個別指導--9名
H17年労働衛生講演
工事現場および事務作業に従事する作業者の「腰痛・肩こり・膝痛対策」
受診者数
高山・20
萩原・15
健康診断による
C-D-Eランク者
個別指導--5名
75名 14名


(3)本社就労者の体重・平均年齢・受診者数の経年グラフ

(4)1999(平成11年度)以降の・大土建設本社・健診結果

1999(平成11年度)・大土建設本社・高山・萩原、健診結果
1999(平成11年度)・大土建設本社・健診結果 高山健診結果 萩原健診結果 大土建設全体
1999・平成11年4月12日 1999・平成11年5月25日 1999・平成11年5月13日     H11年7月31日集計
検査項目 人数 検査項目 人数 検査項目 人数 検査項目 人数
1 血    圧 14 31 1 血    圧 3 14 1 血    圧 3 23 1 血    圧 20 25
2 トリグリ世ライド 13 31 2 トリグリ世ライド 11 52 2 トリグリ世ライド 5 38 2 トリグリ世ライド 29 38
3 HDLコレステロール 7 16 3 HDLコレステロール 0 0 3 HDLコレステロール 2 15 3 HDLコレステロール 9 11
4 蛋 白 尿 1 2 4 蛋 白 尿 0 0 4 蛋 白 尿 2 15 4 蛋 白 尿 3 4
5 尿 潜 血 3 7 5 尿 潜 血 0 0 5 尿 潜 血 1 8 5 尿 潜 血 4 5
6 尿    糖 3 7 6 尿    糖 3 14 6 尿    糖 0 0 6 尿    糖 6 8
7 総コレステロール 6 13 7 総コレステロール 3 14 7 総コレステロール 3 23 7 総コレステロール 12 5
8 血    糖 7 16 8 血    糖 0 0 8 血    糖 2 15 8 血    糖 9 15
9 ALT(GOT) 3 7 9 ALT(GOT) 1 5 9 ALT(GOT) 0 0 9 ALT(GOT) 4 11
10 AST(GPT) 8 16 10 AST(GPT) 5 24 10 AST(GPT) 1 8 10 AST(GPT) 14 5
11 γ-GTP 8 16 11 γ-GTP 7 29 11 γ-GTP 4 31 11 γ-GTP 19 18
12 赤 血 球 5 11 12 赤 血 球 2 10 12 赤 血 球 1 8 12 赤 血 球 8 24
13 ヘモグロビン 3 7 13 ヘモグロビン 1 5 13 ヘモグロビン 0 0 13 ヘモグロビン 4 10
14 ヘマトクリット 3 7 14 ヘマトクリット 0 0 14 ヘマトクリット 0 0 14 ヘマトクリット 3 5
15 白 血 球 2 4 15 白 血 球 6 29 15 白 血 球 3 23 15 白 血 球 11 14
16 血小板数 2 4 16 血小板数 0 0 16 血小板数 0 0 16 血小板数 2 3
17 胸部X線検査 2 4 17 胸部X線検査 0 0 17 胸部X線検査 1 8 17 胸部X線検査 3 4
18 心電図(EKG) 1 2 18 心電図(EKG) 0 0 18 心電図(EKG) 2 15 18 心電図(EKG) 3 4
19 聴    力 12 27 19 聴    力 5 24 19 聴    力 3 23 19 聴    力 20 25
20 人   数 103 20 人   数 47 20 人   数 33 20 人   数 183
本社在籍労働者・・・53人・受診者数・・・45人(85%)

(5)2000(平成12年度)・大土建設本社・高山・萩原、健診総計79人の結果 

2000(平成12年度)・大土建設本社・健診結果  高山健診結果  萩原健診結果  大土建設全体
2000・平成12年4月12日 2000・平成12年5月25日 2000・平成12年5月13日 2000・平成12年11年7月31日
検査項目 人数 検査項目 人数 検査項目 人数 検査項目 人数
1 血    圧 13 31 1 血    圧 2 10 1 血    圧 5 36 1 血    圧 21 27
2 トリグリ世ライド 16 36 2 トリグリ世ライド 5 25 2 トリグリ世ライド 9 64 2 トリグリ世ライド 30 38
3 HDLコレステロール 6 13 3 HDLコレステロール 0 0 3 HDLコレステロール 1 7 3 HDLコレステロール 7 9
4 蛋 白 尿 5 11 4 蛋 白 尿 0 0 4 蛋 白 尿 1 7 4 蛋 白 尿 6 8
5 尿 潜 血 5 11 5 尿 潜 血 0 0 5 尿 潜 血 0 0 5 尿 潜 血 5 6
6 尿    糖 3 7 6 尿    糖 0 0 6 尿    糖 0 0 6 尿    糖 3 4
7 総コレステロール 4 9 7 総コレステロール 2 10 7 総コレステロール 5 36 7 総コレステロール 11 14
8 血    糖 2 4 8 血    糖 1 5 8 血    糖 1 7 8 血    糖 4 5
9 ALT(GOT) 3 7 9 ALT(GOT) 0 0 9 ALT(GOT) 0 0 9 ALT(GOT) 3 4
10 AST(GPT) 7 16 10 AST(GPT) 6 30 10 AST(GPT) 2 14 10 AST(GPT) 15 19
11 γ-GTP 7 16 11 γ-GTP 6 30 11 γ-GTP 6 43 11 γ-GTP 19 24
12 赤 血 球 5 11 12 赤 血 球 2 10 12 赤 血 球 1 7 12 赤 血 球 8 10
13 ヘモグロビン 1 2 13 ヘモグロビン 2 10 13 ヘモグロビン 1 7 13 ヘモグロビン 4 5
14 ヘマトクリット 2 4 14 ヘマトクリット 0 0 14 ヘマトクリット 1 7 14 ヘマトクリット 3 4
15 白 血 球 4 9 15 白 血 球 2 10 15 白 血 球 3 21 15 白 血 球 9 11
16 血小板数 2 4 16 血小板数 2 0 16 血小板数 2 14 16 血小板数 6 8
17 胸部X線検査 2 4 17 胸部X線検査 0 0 17 胸部X線検査 0 0 17 胸部X線検査 2 3
18 心電図(EKG) 1 2 18 心電図(EKG) 0 0 18 心電図(EKG) 3 21 18 心電図(EKG) 4 5
19 聴    力 13 29 19 聴    力 0 0 19 聴    力 0 0 19 聴    力 13 16
20 人   数 101 20 人   数 30 20 人   数 41 20 人   数 173
本社在籍労働者・・・52人・
     受診者数・・・45人87(%)
高山在籍労働者・20人 萩原在籍労働者・14人 全体就労者・86人

(6)平成12年・大土建設シャトルラン・テスト結果

シャトル・ランとは平成11年度(1999)からのスポーツテストです。

従来から行われていた、握力・上体起こし; 長座体前屈・反復横とび; ・50m 走; 立ち幅とび・ソフトボール投げ. 垂直とびに加えて、持久力を調べる方法として、従来は1500m走や1000m走が行われていましたが、20mのシャトルラン(往復運動)で体育館など20mの間隔を示すラインの引ける場所であれば何処でも出来る検査法です。CDに録音されているド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ドの電子音にあわせて、最初はゆっくり、1分毎に次第に早くなる設定になっています。持久力を調べる方法としては最適ですが、互いに競い合いますので、酸素吸入や救急蘇生器具が必要です。事前に呼吸機能検=肺活量と心電図検査をして、望みました。以外に皆さん真面目に取り組まれ、中学2-3年生の心肺能力を持った若い人達が多かったのと、中高年の方でも、かなり体力的には若いことも分かりました。

平成12年・大土建設シャトルラン・テスト結果
本社 年齢 回数 高山・萩原 年齢 回数
1 60 22 1 43 18
2 60 27 2 41 40
3 55 25 3 46 30
4 41 37 4 41 20
5 54 18 5 23 59
6 58 15 6 22 69
7 39 39 7 39 42
8 63 22 8 26 56
9 38 30 9 38 47
10 35 54 10 26 45
11 35 32 11 26 64
12 66 2 12 23 74
13 44 35 13 21 57
14 52 30
15 53 20
16 58 15
17 24 41
18 24 24
19 22 57
20 22 59
21 22 50
22 65 4
23 58 23
24 21 35
25 20 15
26 20 50
27 20 42
本社在籍労働者・・・52人・シャトルラン参加者数・・・27人(52%)
高山・萩原在籍労働者・・・34人・シャトルラン参加者数・・・13人(38%)  シャトルラン参加者=40名

シャトルランテスト(本社と高山)/35才以上比較

(7)胃X線検査による胃病変・有病者数の年次推移(本社のみ)

胃X線検査による胃病変・有病者数の年次推移(本社のみ)
年度 S58 S59 S60 S61 S62 S63 H1 H2 H3 H4 H5 H6 H7 H8 H9 H10 H11(内視鏡) H12 H13 H14 H15
単発性胃潰瘍 6 3 1 1 1 0 0 3 1 1 0 0 0 1 1 0 1 2 4 3 2
多発性胃潰瘍 1 0 1 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1 1
十二指腸潰瘍 1 1 2 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 0 2
胃ポリープ 1 1 1 1 1 0 0 2 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0
ビラン性胃炎 2 0 0 1 0 0 0 0 2 0 0 0 0 0 0 0 0 2 2 1 0
その他・食道炎 0 1 0 0 0 2 1 0 4 0 2 0 0 0 0 2 0 1 1 0 0
異型上皮巣 0 0 1 1 1 1 1 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1
早期胃癌 0 0 0 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
進行胃癌(大腸) 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
胃病変の総計 11 6 6 5 4 3 1 6 8 1 2 1 0 1 2 2 1 6 8 7 6
受診者数 21 24 26 30 14 19 24 24 27 24 20 28 26 26 30 34 (H11のみ内視鏡)9 23 27 26 26
病変発現率(%) 52.4 25 23.1 16.6 28.5 15.8 4.2 25 29.6 4.2 10 3.6 0 3.9 6.7 5.9 11.1 26.1 29.6 26.9 23.0
早期胃癌進行胃癌(大腸)の方たち、ともに手術後、大土建設に復帰されました。

(8)胃X線検査による胃病変・有病者数の年次推移グラフ

年度 S58 S59 S60 S61 S62 S63 H1 H2 H3 H4 H5 H6 H7 H8 H9 H10 H11(内視鏡) H12 H13 H14 H15
胃病変の総計 11 6 6 5 4 3 1 6 8 1 2 1 0 1 2 2 1 6 8 7 6
受診者数 21 24 26 30 14 19 24 24 27 24 20 28 26 26 30 34 9 23 27 26 26
病変発言率(%) 52.4 25 23.1 16.6 28.5 15.8 4.2 25 29.6 4.2 10 3.6 0 3.9 6.7 5.9 11.1 26.1 29.6% 26.9 23
昭和58年は深夜・交通量の多い幹線道路の突貫工事を、寒中の2月に行っていたために、潰瘍が多発しました。安全衛生指導後、事業者側の協力もあり、翌年から胃潰瘍患者も減少し始め、平成元年には1名までに減少しました。平成3年の増加は、岐阜未来博のための、突貫工事をしなければ工期が遅れるため、過重労働が重なったためです。平成12年も夜間工事が寒中に多かったことと、降雪のため、工事が遅れたために、無理をした結果です。
事業所と 産業医が協力し合って、事業所の安全委員会と共に適切に指導監督することによって、ストレス潰瘍は減らせました。

(8)心理テストと胃病変有病率比較

心理テスト

胃病変

SDSによる胃病変の比較 不破医院・胃潰瘍患者% 大土建設・胃潰瘍患者% 大土建設・胃炎患者% 大土建設・健常者
SDS39以下(正常域)/% 0/0% 2/50% 5/38.5% 6/66.7%
SDS40以上(神経症域)/% 17/100% 2/50% 8/61.5% 3/33.3%
ストレスを持っている人ほど、胃潰瘍・十二指腸潰瘍になりやすいことが証明されました。