羽島市日本伝統芸能継承者育成の会 第1回演奏会
場所・羽島市文化センター みのぎくホール
時 2014.01.18(土)pm1:00〜3:30
―演奏会開催にあたり―
第1回演奏会にご来場いただきありがとうございます。 日本の古典音楽、歌舞といいますと「雅楽」「能」「箏」「尺八」等、多種多様があり、それぞれに奥深いものがありますが、残念なことにこれを後世に残していこうという後継者つくりには、十分でないと考えるところであります。
特に1300年の歴史ある世界最古の楽奏(オーケストラ)といわれます、雅楽におきましては、なじみは薄いのですが、歴史をみますと当時の民衆の生活の中に根付いた音楽的な面と、時の政りごとの面という2面性を持っていました。しかしながら、今では儀式とか楽奏の印象が強く、一般の人々に馴染みが無くなっているのが、現状と考えます。
この演奏会を機会に、皆さんに日本伝統芸能を知っていただくとともに、それを継承していくという契機になりますと、当会としても大変嬉しいことでございます。 最後に日本伝統芸能後継者育成の会を発足し、第1回の演奏会を開催するにあたりご協力をいただきました羽島市をはじめ、舞台に出て頂ける関係者の皆様方に感謝を申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。
平成26年1月18日
日本伝統芸能後継者育成の会 会長 不 破 洋
―羽島市日本伝統芸能継承者育成の会第1回演奏会 開催に寄せて―
悠久の歴史を持つ雅楽。それはアジアの国々から伝来した音楽を基礎に奈良・平安時代に日本で完成された音楽です。世界で日本にしかありません。雅楽は応仁の乱で滅亡の危機に遭いながらも、時の為政者である織田信長、豊臣秀吉、徳川家康に厚く保護され、1300年の時を経て現代にいたり、今では誰でも習うことができる音楽です。一昨年には雅楽の本家本元の宮内庁式部職楽部が12年ぶりに熱い勧誘によりヨーロッパ公演を行い、拍手喝采を浴びました。その音楽としての完成度は世界最古のオーケストラとして認知されています。日本の歴史を大切にという教育基本法の改正により、雅楽はようやく音楽の教科書にも記載され、その地位が復活し、今や宮内庁の演奏のチケットはあっというまに売りきれるほど一般の人にも人気や興味がでてきているのが現状でございます。
世界に誇るユネスコ無形文化遺産にも登録されたこの雅楽を守り伝えていくには若者の力が必要なのは言うまでもありません。
平成26年1月18日
羽島市長 松 井 聡
岐阜県議会議員・山田 優氏ご挨拶。
・・・・・プログラム・・・・・
1 雅楽 ―鳳松会―
・神楽 浦安の舞
2 山車お囃子
―竹鼻祭り山車のお囃子保存会―
・早神楽
・六才
・三木利
3 能 ―羽島市能楽を楽しむ会―
・創作能 竹鼻の大仏
4 雅楽 ―鳳松会―
・舞楽 陵王
・雅楽 楽器紹介
・舞楽 納曽利急
5 箏 ―笠松小学校子ども箏教室&菊夕奈津子社中―
・お江戸日本橋
・通りゃんせ
・さくら さくら
6 合奏 ―全員―
・ふるさと(合奏と合唱)
一 二 三
兎追いしかの山 如何にいます父母 こころざしをはたして
小鮒釣りしかの川 つつがなしや友がき いつの日にか帰らん
夢は今もめぐりて 雨に風につけても 山はあをき故郷
忘れがたき故郷 思いいずる故郷 水は清き故郷
1 雅楽 ―鳳松会― ・神楽 浦安の舞
2 山車お囃子―竹鼻祭り山車のお囃子保存会― ・早神楽 ・六斎 ・三木利
3 能 ―羽島市能楽を楽しむ会― ・創作能 竹鼻の大仏
4 雅楽 ―鳳松会― ・舞楽 陵王
4 雅楽 ―鳳松会― ・舞楽 陵王
4 雅楽 ―鳳松会― ・雅楽 楽器紹介
4 雅楽 ―鳳松会のみなさん―
4 雅楽 ―鳳松会のみなさん―
4 雅楽 ―鳳松会のみなさん―舞人も入れて17名の方々のご協力を得ました。
4 雅楽 ―鳳松会― ・舞楽 納曽利急(なそり きゅう)
4 雅楽 ―鳳松会― ・舞楽 納曽利急(なそり きゅう)
5 箏 ―笠松小学校子ども箏教室&菊夕奈津子社中― ・お江戸日本橋 ・通りゃんせ ・さくら さくら
6 合奏 ―全員―・ふるさと(合奏と合唱) 総勢56名の合奏と合唱。最後は会場と一体に成って合唱しました。
6 合奏 ―全員―・ふるさと(合奏と合唱)
6 合奏 ―全員―・ふるさと(合奏と合唱)
6 合奏 ―全員―・ふるさと(合奏と合唱)
羽島市日本伝統芸能継承者育成の会 第1回演奏会 閉会の辞・副会長 森 充広氏ご挨拶。
閉会後、ロビーにて「楽器触れあいコーナー」で、子供たちが今までに、見たこともない、触ったことも無い楽器に、いつまでも触れあっていました。