2.秋田県-大湯万座環状列石遺跡
(大湯環状列石遺跡--西側の４８ｍの環状列石)
秋田県鹿角（かづの）市の十和田大湯の、大湯川流域の、標高１８０ｍの風張 （かざはり）台地上の、４０００年前の縄文後期につくられた環状列石(ストーンサークル)遺跡。東の野中堂、西の万座の二つの環状列石が農道を挟んで向かい合う形で保存されている遺跡。また、日常使用した多量の土器や石器のほか、安産を祈願した土偶、豊作や豊漁を祈願するときに使用したキノコ ・動物型土製品、子供の成長を願って作られた足型石製品、実用品とは思えない石刀等が発見され、隣接のストーンサークル館で展示公開されている。竪穴住居跡、落 し穴なども存在。環状列石そのものは墳墓群で、周辺から発見された建物跡や土・石製品から、遺跡全体は広大な祭祀の場。 遺跡は広いので真夏の見学は避けた方が良い。
次は、道路を挟んで「中野堂環状列石遺跡」へ。2009.09.22