正木・大浦 「大浦の蛇、火噴く蛇」
       まさきちょう・おおら・おおらのじゃ ひふくじゃ
              写真提供・岩田光弘氏  2006.04.05 掲載

「大浦の蛇、火噴く蛇」の動画
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「大浦の蛇」は羽島市正木町に伝わる郷土の伝統芸能。雄雌2匹の蛇があり、雄=大浦新田、雌=上大浦にそれぞれつたえられ、雨乞いや豊作の神事に村人によって伝えられてきた。蛇は雄雌とも15m、頭は1.5m、重さ20s。木や竹で作られ、角・牙・髭が付いていて、口からは「火」を噴く装置が付けられ、約20人ほどが、4mの胴の中に入り、口を開けたり、うねったり、尾を振ったりして村を練り歩く姿は勇壮。現在の2匹の蛇は昭和61年に修復・復元されたもの。


大浦の蛇が火を噴いた !!


大正の終わりごろに撮影された大浦の蛇(撮影・豊島正雄氏)



雄・雌 勢揃いした大浦の蛇・火噴く蛇


大浦の蛇の説明文板



火薬入れの箱。弘化三年(1847年)とありますから、江戸時代末期には奉納(大浦新田の神明神社)
されていたようです。



昔、大浦の蛇の奉納舞に使われた太鼓と締め大鼓


大浦の蛇の頭を支える装置


大浦の蛇の胴の部分を構成する竹


頭部の後姿


大浦の蛇の前から見た姿


復元中の頭部(復元作業は大浦新田の地域の皆さん)


頭部を軽くするため、竹で原型を造り、和紙で表面を覆い復元されました。


大浦の蛇の頭部の着色した上顎の部分


大浦の蛇の下あごの部分


羽島市から大浦新田の地域の皆さんへイベント協賛の依頼。


出陣前の「大浦の蛇、火噴く蛇」の火噴きテスト。火薬(花火)を使うため、危険物取扱いの資格も必要です。


2匹の蛇が、小オラ新田の神明神社に勢ぞろい(後姿の2匹)

2匹の蛇の神明神社勢ぞろい(前からの姿)


大浦の蛇の神明神社奉納(後姿)


いざ!! 大浦新田公民館から奉納舞に出陣!!


頭部は20kgあり、操作する人は力があって生き生きした動きができる技能者がなります。


口から火噴木の装置が見えます。操作する頭の役の人は舞いながら火を付けるので大変です。


正木小学校の校庭に勢ぞろいした大浦の蛇の担ぎ手と勢子


大浦の蛇の後姿

大浦の蛇の勢子・大鼓で蛇の動きを表現します。


大浦の蛇の咆哮


大浦の蛇の先頭を操る「先導」が居無いと方向性を見失う位い、頭役の仕事は大変です。


勇ましく火を噴く大浦の蛇 これが見せ場の一つ。


高らかにを噴く大浦の蛇


とぐろを巻いて火を噴く大浦の蛇・・・まだまだ火を噴着続けています。


とぐろを巻いて火を噴く勇ましい大浦の蛇。圧巻で拍手も沸きます。

昭和61年に復元された「大浦の蛇」


昭和63年8月・羽島円空フエス88。羽島市民会館で舞う「大浦の蛇」・・・羽島市で初めてのお披露目。


昭和63年8月・ぎふ中部未来博会場で「大浦の蛇め火噴く蛇」を披露。(バックは金華山と岐阜城)


平成9年7月19日 羽島 福祉ふれあい祭りで勇壮な「大浦の蛇・火噴く蛇」を披露。

何れの写真も大浦新田の岩田光弘氏に提供していただきました。
       正木・大浦 「大浦の蛇、火吹く蛇」
       おしまい